医療法人一元会 松井山手西川歯科医院 ペリオ・インプラントクリニック インビザライン矯正

2015.04.15インプラントフィクスチャー

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これがインプラントフィクスチャー、すなわちインプラント本体である。
Biomet 3i (U.S.A)XP 4/5 11.5mm、残念ながら現在発売されていないタイプなのだが、デモ品があったので紹介しようと思う。
実際は滅菌状態で何重にもパッケージされている。


チタン合金製、表面が処理され骨細胞に包み込まれやすい形態をしている。
患者さんが考えておられるよりずっと小さい。
正直こんなものが第2の永久歯となるのか不安になるくらいに小さいものである。
先端部が刃になっており、セルフタッピングといってインプラントフィクスチャー自身で骨を切って埋入してゆく構造になっている。
フィクスチャー形態、表面性状、マイクロムーブメント対策、アバットメント接合形式とアバットメントのオプション、さらには診断〜CAD/CAMによる上部構造体作製までの包括的インプラントシステム構築など各メーカーが様々な工夫を凝らしているが、大手メーカーのものであればそれほど優劣があるわけではなく、ほぼ話が出尽くした感がある。
もちろん、どのような骨質でも1ヶ月でインテグレーション完成するとか、骨移植をせずともインプラントフィクスチャーに沿って骨が這い上がってくるとか・・・さらなる改良は進めてもらいたいが。