医療法人一元会 松井山手西川歯科医院 ペリオ・インプラントクリニック インビザライン矯正

2015.01.25抜歯するか否か?

抜歯するか否か?
100人歯科医がいたら100人抜歯と判断するケースから、単にその歯科医の知識的問題、技術的問題から抜歯せざるを得ないケースまで様々であるので患者さんはたまったものでないと思う。
実際、他医院で抜歯と言われたものの不信感から当医院に来院され、抜歯を回避できて長期間安定している症例も多々ある。
抜歯と判断されたケースをどのようなテクニックを用いてもたせるかはまたご紹介したいと思う。
しかしながらこの私でも抜歯の判断に迷ううケースもある。
仮に保存出来たとしても予後が1年未満、2〜3年、5年以上で判断も大きく変わるし、患者さん自身の判断も大きく変わる。
ダメ元で保存し時間稼ぎをしたり、逆に患者さん側からどうせ2〜3年しか持たなく、いずれ再治療の必要があるのなら今のうちに抜歯して治療をと希望されるケースまで様々である。
要はいつも言っていることなのだが、現状の診査、診断と患者さんへの説明、そして治療方法の選択である。

保存可能な歯を抜歯してインプラント・・・・問題外であり犯罪行為であると思うが、残念ながらちょくちょく見受けられるし、何も考えずにインプラントが入っているので余計に厄介なことになっている。
歯科医は歯を保存できてなんぼであるが、戦略的抜歯という考え方もあって難しいところである。