2015.01.12日本の名医？？？

書店、Web siteなどで表題のような本、情報をご覧になった方もおられるだろう。
ここでは書名も出版社も明らかにはしない。
大きく有名な出版社から、聞いたこともないような会社まで様々ある。
ガイドブック的なものが存在し、医院選択するうえでの一助になるのは患者にとってはいいことである。
しかしながら中にはとんでもないものも多くあるのが実情で要注意だ。
以前より、「貴院が日本の名医に選ばれましたから、今度出版する本に記載してもいいでしょうか？」
のような内容でDM、電話連絡がちょくちょくある。
本当はそのDMをこのBlogでアップしてやりたい。
そうすればいかにこの手のものがバカげたものであり、一般患者には害のみなのかがよく分かるから。
そもそもこの手のセールス電話、、、診療時間に電話をけてきて、私を電話口に出せという。
この時点でアホである。診療時間にセールスの電話に出れるようなヒマはない。そもそも興味もないが。
もちろん受付でシャットアウトである。ていねいに応対しているとつけあがるので、けんもほろろの電話対応を指示してある。
だいたい休憩時間を調べ、その時間に改めて電話させていただきますくらいのことも言えない。
中にはさも友人のような口ぶりで、何とか私を電話口に出さそうと、個人名で「今夜の予定について相談したい。」と電話してくるマヌケもいるが、私の友人なら診療時間には電話してこんよ。
急用ならメールなり、携帯に連絡くれるよ。
このBlogを見て、Web siteをああしませんかとかこうしませんかとかの電話もあるが、ハッキリ言っておこう。
時間の無駄、うっとしいから電話するな。

脱線したが、名医本の話、要はこの程度の業者が作製しているということ。
残念ながら彼らは医院について何のリサーチもしていない。
大手出版社のものも、これは実際私も参考のために購入したが、確かに取材はしているのだが偏った情報ベースの記事で、少なくとも私が師匠とする日本から世界に発信し、日本の歯科臨床レベルアップに大いに貢献されている先生達は誰一人記載されていなかった。
なので、名医本出版屋は要するに片っ端から歯科医院にコンタクトとり、それにひっかかったおめでたい、もしくは意図的に利用してやろうと考える輩に掲載料払わせ出版するということ。
「貴院が日本の名医に選ばれました。」と連絡あって有頂天になっているのは単なるアホなのであるが。
日本の名医ナントカという本に載っている医院なら患者さんドンドンきますよ。という仕組みなので利用する、利用される輩続出ということ。
その様な情報を鵜呑みにする方もする方なのだが。情薄だとすぐ引っかかる。
これらの多くは歴然とした広告、宣伝である。

私は全く興味が無いし、逆にこのようないい加減な媒体に記載される事の方が、その内容を知っているものからすれば恥だと思うし、かえってリスクなのだが、得意気に自院のWeb siteで自慢している医院もあるし、ご丁寧に認定証まで発行してくれるところもあるから、これまた得意気に医院に飾ったあるところもあるのだろう。
興味ある方は、詳細をご自身で検索されるといい。
患者数アップセミナーなど、学術、技術には全く関係のないこの手の話は他にもいっぱいあるので、当Blogでいずれご紹介したいと思う。

自分で自分を名医に推薦し、それを広告に利用する恥知らずで厚顔無恥的なことなど、私の感性ではとてもとてもできないです。