医療法人一元会 松井山手西川歯科医院 ペリオ・インプラントクリニック インビザライン矯正

2015.01.16インプラント症例

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あまり見る機会がない、プロヴィジョナルクラウンが外され、埋入された状態のインプラント。
このケースはフルマウスリコンストラクションで、かなり大がかりなサイナスリフトも行っている。
さらに顎堤形成や付着歯肉グラフト、歯肉移植など、患者さんも大変であっただろうが、これも長期に安定させるために必要な事とご理解頂けた。
歯肉貫通部内面がきれいに治癒しているのが分かる。
その奥に金色のインプラントフィクスチャーシーティングサーフェースが見える。
インプラントフィクスチャー内部にネジが切ってあり、アバットメント(土台部分)をネジ止めし、その上に上部構造体をセメントにて仮着装着する。
もし、問題発生しても仮付なのでいったん外して問題へのアプローチが容易であるが、今まで問題発生した事はない。
念のため。
もし、最終セメントで接着してしまった場合に問題発生すると、上部構造体を破壊して除去する必要があり、厄介なことになる。
これを嫌って上部構造を違うタイプのアバットメントを介してネジ止めする方法もあるが、私は行わない。
見た目にリテンションホールが露出して審美的問題あるし、
それより、中心部に穴があると対合歯との緊密な咬合関係が構築しにくいからだ。
インプラント術前のシュミレーションをしっかり行わなかったため、最終補綴物のクリニカルクラウン長が確保できず、
仕方なく上部構造体をネジ止めにするDrもいるらしいが、、、、、それは術前の診査不足である。