医療法人一元会 松井山手西川歯科医院 ペリオ・インプラントクリニック インビザライン矯正

2014.09.30インプラント症例

76543┛、術後14年。
患者さんは耳鼻科的疾患を抱えておられ、サイナスリフト等が困難と判断されたため、
ショートインプラントで対応したケース。
当時、個人的にはショートインプラントには疑問の部分があったのだが、
最後方部に通常の長さのものを埋入可能であったため、処置行った。
プラットフォームスイッチングは行っていないが骨レベルは維持できており、
現在も検診に来て頂き問題なく経過している。
使用インプラントはBiomet 3i。
近年、研究が進み、ショートインプラントの予後良好が証明されているが、多くは欧米人ベースの研究であるので、
骨質の全く違うアジア系人種にはそのまま当てはまるかは?であり、埋入後の時間経過とともに骨レベルが少し下がる
インプラントをそのまま応用してよいものかも?である。
Astra implantは長さ6mmのインプラントの単独植立可とのデータがあるが、クラウン:インプラントレシオが
3:1〜4:1というのはどうも違和感がある。
困難なケースに直面すると自分ができないだけなのに治療自体ができないと言い切ってしまう歯科医も多いが、
治療オプションの一つとしてショートインプラントは有用であろう。
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