医療法人一元会 松井山手西川歯科医院 ペリオ・インプラントクリニック インビザライン矯正

2014.08.28金属アレルギー

歯科治療を行うにあたり、金属アレルギーを訴えられる方がちょくちょくおられる。
実際、過去に数ケース遭遇したが、このような場合、全くメタルを受け付けないので、オールセラミックスなどでの治療を行わざるをえない。
しかし、安易に金属アレルギーというものが一人歩きしている感じも否めない。
金、プラチナなら大丈夫と考えておられる方も多いが、通常、純度100%使用されることは稀で、物性向上のため、何らかの合金となっており、その添加部分でのアレルギーが起きる可能性もある。
チタンのアレルギーもごく稀にあるらしい。
口腔内に過去の保健金属での治療いっぱい、体に時計やアクセサリーでいっぱいの状態で金属アレルギーといっても始まらない。
接触性湿疹と勘違いが多い。
本当の金属アレルギーならば、口腔内の一部のみメタルフリーの治療を行っても全く無意味なのであるが、過去の治療をほじくり返し、「今どき金属使用しての治療など行いませんよ、メタルフリーで行きましょう。」などと誘導する歯科医もいるので注意が必要だ。
金属アレルギーを主張される方にはアレルギーテストを受ける事を薦めるが、なぜだかそこまで行う方は稀である。