医療法人一元会 松井山手西川歯科医院 ペリオ・インプラントクリニック インビザライン矯正

2014.07.31親知らずは抜いた方がいいか

親知らずは上下左右各1本づつ、計4本ある。
最近は親知らずが元々ない方もおられる。
まあ、人間の進化の結果と言うことだろうか。
さて、この、親知らず、そのままでいいのか、抜いた方がよいのか。
これは状況によるが、きっちりブラッシングできて、機能しており、他の歯牙に悪影響を与えないのならそのままでもいいと思う。
逆は抜歯の選択になることが多いです。
特に親知らずが存在するがために手前の歯牙が虫歯になってしまうケースも多いが、この様な場合は抜歯した方がよい。
親知らずを歯が抜けた部位に再植というテクニックもありますが、元々退化傾向の歯牙であるので、その根の形態、長さが不利な事も多く、仮に再植できたとしても残念ながらインプラントと比較して予後が良くない。
潜り込んでいた親知らずを矯正治療で引っ張りだしてきて、7部欠損がおきた部位に持ってくるというようなことを行う事もある。
また、最終的に抜歯になるものの、矯正のアンカーとして利用できる場合もあります。

なので、安直になんでもかんでも抜歯することはさけた方がよい。