医療法人一元会 松井山手西川歯科医院 ペリオ・インプラントクリニック インビザライン矯正

2014.07.21インプラント その8

長々と書いてきたが、おざなりなインプラント治療しかできない歯科医と、よく理解できていない患者さんが組み合わさると最悪の事態が待ち受けているということは、これからインプラント治療を受けようとする方はよく理解すべきだ。
口腔という細菌だらけの場所に穴を開けてネジをねじ込むという行為は いわば足の裏に釘が刺さっているのと同じだということを肝に命じるべきだ。
したがっていくつかの約束事を確実に遵守していただける方でないとインプラント治療は不可能だ。
過去に私がインプラント治療をある理由で断ったものの、納得できず他医院でインプラント治療受けられ、結果的に失敗に終わり、再び私に相談に来られたケースがあったが、その患者側に問題あったので、通院していた歯科医院で相談するようにとしか言いようがなく、私にはどうすることもできなかった。 いや、正確にはしなかった。
したがって、安直にお金をかければ、歯を失っても元と同等以上に回復可能だとは思わないでほしい。
神経があって、象牙質、エナメル質の多層構造をとり、セメント質、歯根膜を介して骨に埋まっている、また、場所によって形態を変化させる自分自身の歯に勝るものはない。
何度も言うが、それなりに腹をくくって覚悟を決めて治療に望んでもらいたい。

私はお金が腐るほどあるから、治療がダメになっても自己責任において次々治療できます、というのなら私は何も言わないが。正直、そのような方とはあまり関わり合いたくない。
TVやネットで仕入れた情報を鵜呑みにするの勝手だが、プロ、ただしアマチュアに毛が生えた程度ではない本当のプロのアドバイスは真摯に聞くべきだ。
その上でセカンドオピニオンなり何なりやれば良い。
患者としての姿勢もよく考えていただきたい。