医療法人一元会 松井山手西川歯科医院 ペリオ・インプラントクリニック インビザライン矯正

2014.07.14インプラント その5

今回は患者さん側からの話。
患者さん目線の話ではない。
今まで噛めなかったのがインプラント治療で何でも食べられるようになり、審美的にも、機能的にも、その他にも何か自信めいためいたものも生まれてきて、治療前後で表情が全く違ってくるのを何度も目のあたりにしてきたが、インプラント治療を考えられている方に私は嫌な話を必ずする。
「理由はどうであれ、インプラント治療が選択肢の一つになるほどあなたの状態は悪いのです。」と。
なぜなら、一部の方は全くほったらかしで、にっちもさっちもいかなくなったが、どうしても入れ歯にするのは嫌だからと安直にインプラント治療を選択される傾向があるのだが、元々の状態が悪い人ほど、治療終了後のメインテナンスがおろそかになったり、指導事項を遵守してもらえない確率が高くなるので、ハッキリとした一線を引いておく必要があるからだ。
たとえは悪いが、薬中、アル中がなかなか その状況から離脱するのが困難で、再発率も高いのと似ているかもしれない。
インプラント治療に限った事ではないし、歯科、いや医科治療においても、本当に高度な治療 を行なおうと思うのならば、自分自身以上にはご自分のことを誰も考えてくれないのだから、やはりここは真剣に腹をくくってもらわねばならぬ。