医療法人一元会 松井山手西川歯科医院 ペリオ・インプラントクリニック インビザライン矯正

2014.07.07インプラント その2

前回も書いたが、有名メーカーのものであれば、その性能に大差はない。
画期的に治療期間が短縮されるということもない。
(10年位前と比べると2〜4割短縮できるプロトコルが確立されてはきているが)
色々研究もあり、即日荷重とか、少ないインプラントで入れ歯を用いず全体を持たすという方法もあるのだが、よほど条件が揃わない限り手術してその日から何でも食べれられるということもない。
特に欧米人と比較して骨質の柔らかい日本人には向かないと思うので、私はほとんど行わない。
事実、今まで相当数のインプラント治療を行ったが、その手術プロセスにおいて骨にタッピング(インプラント体を埋入するために骨にネジ切りを行うステップ)を行ったのは数人しかない。
後のケースはインプラント体のセルフタッピング(インプラント体の先に刃がついていて、自ら骨にねじ込んでゆく)のみでOKだ。
なので治療には時間がかかる。
通常、上顎で5ヶ月、下顎で3ヶ月はオペ後の待機期間が必要だ。
これが骨の移植などを伴うと6〜12ヶ月かかることもある。
テンポラリーインプラントというのもあって、メインのインプラントが骨と結合するまで、仮歯を支えるためのインプラント治療というのもある。メインのインプラントが立ち上がれば撤去する。
したがって、患者さんもある程度の覚悟は必要だ。