医療法人一元会 松井山手西川歯科医院 ペリオ・インプラントクリニック インビザライン矯正

2014.07.03セカンドオピニオン2


医師間の力量の差による治療方針の差は本来あってはならないはずであるが、そうとも言えないのが現実だ。
また、先進国では当たり前でも、日本で認可されていない治療、行えても保健診療の対象とならない治療というのも結構ある。ガンの量子線治療など聞かれた事もあると思う。
歯科において、歯周病が進行し、治療不能、即、抜歯で入れ歯になるとか、インプラント行おうにも骨が無いからできないと言われたものの納得できず、来院されるケースが多々ある。
歯周病の治療ができない、抜歯すれば即入れ歯での治療の選択肢しか持ち得ないというのはその歯科医の問題であり、セカンドオピニオン云々と話とは全く違う。
結果的に別の提案ができて、患者さんが納得されれば、そのセカンドオピニオンは成功だったともいえるのだが、本来の意味合いは違う。
これに加えて怪しげな民間療法が素人である患者さんを混乱させる。
実際、かつて私自身がある疾患にかかったとき、友人の医師にまず相談し、ネットでも調べた。
その友人に勧められてセカンドオピニオンも受診した。
ネット上の膨大な情報から、これをというものを精査していったが、やはり素人向けに書かれているので、突っ込んだ事は分からない。
そこで、医師向けの専門サイトから情報を入手したり、専門書を取り寄せしたりもし、核心部分に触れる事ができたが、結局、友人の医師から最初説明受けた事の補足程度の情報であった。
通常、基本的医学知識も持たないと、それさえも困難だと思う。
ここでおもしろかったのは、ネットで色々調べていると、検索に比例して、医師が行わない???な治療法だの(治療と言ったその時点で医師法違反です)、×××なサプリ(それほど効果があるのなら、世界的な製薬会社が商品化しているはず)だの、怪しげなサイトが多数引っかかってくると言う事実。

あなたが学生で、数学の問題が分からないから先生以外のクラスの友人に聞こうと思うと仮定する。
そもそも、あなたがどの程度の問題が分からないかにもよるが、聞くとすれば、クラスの優等生に聞くのが普通なのであって、少なくと成績が平均以下の友人に聞いても全く頼りにならないことはご理解いただけるであろう。
この様な単純な要素だけではもちろんないが、基本は同じ事である。